ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

散歩

 新宿へ保阪正康さんの話を聴きに行った。相変わらず満員のお爺さんお婆さんの聴衆で、最後に拍手がおこるようになっているんだけれど、これはいつの頃からだろう。前はそんなことはなかったのだけれど、人が増えたことと無関係ではないだろう。
 帰りに、昨日テレビでまた映っていた砂町銀座へ行ってみようと、都営新宿線に乗る。そうそう、これまで新宿駅へ向かって左側の通路ばかり歩いていたものだから、今日は、右側へ渡れば新宿線に乗るのにかなり近道になるはずだと気がついて(まったく今まで何を考えていたんだろうか)、KEIO PLAZAの前の信号を渡ると、あのホテルの前に「東京女子医大入試会場」という看板が立てかけてある。さす外大はお金持ちなのだろう。ホテルで入試かよ!
 新宿線で「大島」へまっすぐ向かう。駅を降りると新大橋通りと交差している丸八通りがある。なんで「丸八」?丸八真綿かよ?ウェブサイトのひとつにはかつてこの沿線に「丸八」という名前のお香やさんがあったからだと書いてあったりする。江東区立水神小学校の「わたしたちの町」にそう書いてあります。これをずっと南下するとえっちらこと小名木川を渡ります。これが丸八橋。だけど、どうしてこの橋はこんなにまるで跨線橋のように盛り上がってんだろうか。そのままフラットに川を越えれば良いんじゃないの?「1949年に最初の橋が架けられ、1960年と1972年にそれぞれ改築」と書いてくれている人もいる。
 1kmほどで「砂町銀座」という信号。これを右に曲がるとその細い道の両側に商店がずらずらっと並んでいるのが砂町銀座。
 かつての鳥越のおかず横丁がこうだったんだろうなぁというようにずらっと並んだ商店街。規模からいったら、武蔵小山の商店街や、十条銀座には負けるけれど、車が来られないくらいの細い通りだから密集度を感じる。しかし、自転車が大いに妨げになっている。あの商店街は自転車を排除しないとダメだね。
 中にはスーパーのような店も数件。パチンコ屋、あるいはチェーン店なんかもあって、ごった煮な感じ。テレビで見た総菜や、揚げ物や、乾物や、魚屋、おでん種屋と期待した店は全部あるのだけれど、それなのに、なんか盛り上がらない。そりゃ地元の爺さん婆さんのための店だから盛り上がらなくて良いんだけれどね。圧倒的に多いのはお婆さん向けの用品屋さんだろうなぁ。その辺は巣鴨の地蔵通りにも似ている構成か。
 結局私は、何も買わないで通り過ぎてしまった。明治通りの北砂二丁目のバス停からは亀戸駅錦糸町駅、そして両国駅へ行くバスが出ている。両国行きに乗れば、一番家に近いところまでバスで行けるぞってんで、これに乗る。