ほぼ足りてまだ欲 その先

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気持ち

 あの戦争が終わったとき、本当に辛い毎日が終わって多くの日本国民は、あぁ、良かった!もう空襲はないんだ、もう死ぬことはないんだと思ったに相違ない。皇居前広場の砂利の上に正座して泣いていた女性の姿の動画が繰り返し繰り返しテレビで流されると、まるでみんながみんな悲しんだかのような印象を与えるけれど、あぁ良かった!と思った人はたくさんいたはずだ。
 だから日本国憲法を作るときに「もう軍隊は持たないぞ!戦争なんて絶対にやらねぇぞ!」という気になったとしても当然だと思う。あれから私たちが小学校に入ってからもそれを大事に大事に教えて貰った。今、日本国憲法を変えようとする人たちは、それは日教組がそういう教育をしたんだと言い張るんだけれど、そうじゃない、日本人はあの戦争で完膚なきまでに打ちのめされて、もうイヤだ、イヤだ、と思ったんだよ。
 何かというと子どもの頃には戦争の影を引きずっていた。怖い話は普通にその辺にゴロゴロと転がっていて、恐ろしかった。
 それを平気で無視することができる人たちを信用することなんてできるわけがない。