今日、中禅寺湖のマス釣りが解禁になったとNHKニュースが伝えている。中禅寺湖といったら3.11の放射能汚染で湖が汚染されていると報じられた湖だ。あれからたったの5年で中禅寺湖の鱒は大丈夫ということになったのか、それは随分画期的な話で、チェルノブイリを考えても俄には考えられないときの流れではないかと驚いた。
ところがニュースを良く聞くと、当然の如く、まだまだ全然ダメで、魚もキャッチ＆リリースしろという条件で解禁になったという。つまり魚の放射能汚染も回復してはいないということだ。そりゃそうだろう。相手は放射能汚染なのであって、粉じんとかそういうものではないのだ。
漁協のオヤジが出てきて、お客が帰ってきてくれればといっていたけれど、危ないっちゃありゃしない。釣り人がカメラに向けて可愛いサイズのニジマスを両手で掲げてみせるが、鱗のない鱒はドライな手で掴んだら、もうそこから痛んできて命を縮めるということくらいはアングラーの常識として持っていてもらいたい。
なにも放射能汚染が続く湖の魚を釣らなくても良いだろうにと思う。
