ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

電球

 白熱灯が当たり前だった時代は電球が切れるというのは当たり前でしたから、自宅には換えの電球が何種類か常備されていないと不便なことになったものでした。しかし、日本では蛍光灯が大幅に普及した上、品質も向上。そのうえLED電球がどんどん安くなってきたので、電球が切れるということに滅多に遭遇することがなくなってきましたよねぇ。
 こうなるとそのうち「電球が故障した、日本死ね!」という時代が来るかもしれない(多少大袈裟)。
 20年ほど前初めて豪州へ引っ越したときに住んだ借家はダイニングルームに小さな電球がいくつもついたシーリング・ライトがついていた。この小さな電球が実に良く切れた。二つくらい予備を持っていても追いつかないくらい実に良く切れた。けち臭いオージーが良くあんなライトをつけていたものだと不思議だけれど、よく考えたらあの大家はシンガポールから引っ越してきたチャイニーズだといった。あの大家はけち臭い奴で、一年ごとの契約更改の度に「家族が住むから出ていってくれ」と不動産屋を通じていってくる。困惑していると不動産屋が最後にいう。「世の中、金で済まないことはないんじゃない?」と。どういう意味かと聞くと「値上げ要求があったら受ける?」というのだ。そんな奴がどうしてあんなライトをつけていたのだろう。そもそもの物が安いのかもしれない。
 あんな小さなライトを照明に使うなんて日本人は考えないよなぁ。と思ったら照明電球カタログの中に出てくる。