ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

Count Basie Orchestra

 勿論自分では入ったことはありませんけれど、もうこの歳ですから、ビッグバンドが大好きだった頃がありまして、それはデューク・エリントンではなくてCount Basieだったのです。なにがこの二つのバンドを分けたのかというはっきりした根拠はなかったのですが、どちらかというと、Count Basieの方がメリハリがはっきりしていた、ということがあるのではないかと思っているのです。つまりDuke Ellingtonの方が私にとっては茫洋としているように聞こえていたんでしょう。

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 で、この曲を聴くと、冒頭に「チャラァ〜ン♪」とギターの音が入ってきます。これは明らかにエレキではなくて、生ギターです。そう、かつてはビッグ・バンドでもエレキではなかったんですね。この手のギターがエレキになったのは多分1930年代だといいます。ちなみに「フランキー堺とシティ・スリック」でギターを担当していた植木等も、「かしまし娘」の妹二人が抱えていたのもこのギターでした。
 で、このギターの音が大好きで、この曲が大好きだったのですが、一体何が原因でそうなっちゃったのか、この曲の題名をずっと「Easy Money」だと思い込んでいたんです。
 ところが世の中がこうなってきてYouTubeなんてものがごくごく普通に聞いていることができるようになってみたら、全然違う「Lil' Darling(Little Darling)」という曲だということに気がついたときには驚いちゃいましたよ。そう思い込むって事は平気でありますが、ここまでとはねぇ。
 で、こちらがその「Easy Money」でございます。

ちなみにこの演奏はスペインの若者バンドです。