今年の4月にもHolland America Lineというクルーズ会社の船が横浜から出港して横浜に戻るルートを航海したそうだけれど、その来年のクルーズの説明会というのが京橋であると、ネット上で見つけ、無料だと書いてあったので、すぐさまその場でその会社のHPから申し込んだ。しかし、いつまで経ってもなにも反応がない。30名限定と書いてあったので、申し込みが遅かったのかもしれないと思っていた。
それでもなんにもいってこないので、昨日記載されていた横浜の電話番号に電話をしてみた。すると中年の女性がくらい声で「ハイ」とだけ出た。あれ?電話番号を間違えたんだろうかと、その会社なのかと聞いてみると「そうです」という。説明会に参加させてもらえるのかどうかとお伺いしてみると「大丈夫です」という。じゃ、なんで返事をくれないのかと思ったが、そうであるのならまぁ一安心、と思ったら夜になったらメールが入っていた。なんだかへんだ。
京橋の会場に行ってみると、およそ20人ぐらいしか入らないお店で、これでは30名様は少々どうかなと。私たちの前には60前後の女性がひとり。その後私の横に50代の女性がひとり。その向かいにやっぱり50代の女性がひとり。この人達はそれぞれ今年のGWにバルセロナからのクルーズに時期は違うけれど乗ったんだそうで、話が盛り上がっていた。
つれあいの前の女性はわざわざ自分は歩く会に参加していて、今日も朝から何十kmも歩いたんだ、なんていっていた。そうですか!と驚いてみせる。
なんだか不思議な雰囲気だ。多分主宰者は船好きが高じて会社を興したとおぼしき人で、結局、船会社のいくつかある代理店のうちのひとつの二次代理店だということがようやくわかった。
クルーズというのはおおむね、ずいぶん早いうちにキャビンを抑えると様々に有利なようで、例えば10ヶ月前までに買うと、その分安いだけではなくて、船上で使う枠をもらえたりする。
近年、欧米のクルーズ会社が日本発着のクルーズ船を配船してきていて、競争は激化しているといっても良いのだけれど、実態は春先のアジア航路が米国、豪州の客に評判が出てきているらしい。
欧米のクルーズではもはや東洋人客の中心は日本人からとっくに中国人へ移ってきている。
二次代理店を通してクルーズを抑えるメリットは今回のように、人気のある航路の売れ残りの安くなってきているキャビンを探すことだろう。
造船所勤務経験を持つものとしてはクルーズは魅力があるのだけれど、それでもやっぱり贅沢か。