ま、自分が責任を取らなくてもどうせかまいやしないから、てんで時の政府は誰ひとりまともに「少子高齢化社会」対策に手を打ってこなかったわけですが、そんな政府を選んできたこの国の国民がバカだ、という結論にも達することはできるのです。しかし、そんな結論に達しても何にもなりません。みんなただひたすら老後の蓄えを考えるだけです。だから、デノミネーションからの脱却は容易なこっちゃありません。
安倍晋三や日銀はインフレになりさえすれば良いんだと思っていますが、それすらなりません。昔の江戸っ子は「宵越しの銭は持たねぇ!」とか云っちゃいましたけれど、あれはどうせ長生きできない、そんな時代だったからだと、うちの娘がいっておりました。ま、正しい解釈だと思います。
だから、こっちもそうすれば良い、といってもなにもみんな姥捨て山、爺捨て谷に捨てて来いというわけにも参りません。金を遣うように仕向ければいいわけですね。だから、80歳になったらその時点で持っている資産から、一定の控除額を残して資産の8割を国庫に収納する、その代わりその後の介護はすべて、徹底的に国が負担する、ということにします。するとお金持ちの皆さんはそりゃ叶わんと云うので、どんどん遣います。いやいや、それは例の「タックスヘイブン」へ逃げるだろう。大儲けの漫画家だって資産をあっちに逃避させてんですから。そのためにマイナンバーがあるんですよ。(今の状態では私は大反対ですが。)
そうすると日本のマーケットは大変に活況を呈しますね。世界から売りたい連中が殺到しますよ。あ、その時の為に、ホテルをたくさん作っているのかな、今?