温泉で旅館やホテルに泊まると、必ず旅館の名前が入ったタオルがおいてありますね。で、これって、結構重宝です。ちゃんと役に立つんだけれど、薄っぺらいからすぐ乾きます。で、これは自分で使って持って帰るのが当たり前です。その点ではほとんど日本の宿泊施設にしかおいてない歯ブラシもそうです。
でも、バスタオルは持って帰っちゃダメです。歯ブラシは持って帰っても良いけれど、湯飲みは持って帰っちゃダメです。でも、これ、微妙な話ですよね。日本人にはその辺の「程度」は概ねわかるけれど、外国人の観光客にはどうですかね？「これは持って帰って良いけれど、これはダメ」とはどこにも書かれていません。
バスルームにおいてあるポンプに入ったシャンプーは持っていったらいかんというのも良くわからない、といわれればそれまでですよね。
日本では器を手に持ってそこから箸でとって食べますが、器をテーブルから持ち上げちゃうのは良い行動とは思われないのが世界の趨勢ですよね。中国ではご飯の器を常にもって、大皿から自分のご飯の上におかずをとって食べていました。これ、日本でやったら礼儀に叶っていないといわれるでしょうか。取り皿にとれって。
お皿に口をつけて食べると日本では怒られますよ。犬食いだって。これはどこも一緒？
文化の違いを見つけたら、それをそこの文化にあわせることで周りから認めて貰う、それを同化というのですが、同化しない人を排除するのを差別といいます。それが正当だと思う人が多い社会が多様化されていない社会だということが可能です。
