日本総研の藻谷浩介が今朝のTBSテレビ「上田晋也のサタデージャーナル」に出てきて「安倍晋三のアベノミクスは現実逃避の政策なんだ」と喝破した。思わず、頷いた。しかし、これでは物足りない。「アベノミクスが現実逃避」なのではなくて、安倍晋三を筆頭とする、歴史修正主義に走る昭和前期懐古主義の日本会議の連中が作り出そうとしている世の中全部が「現実逃避」であるといえば良いのだと思った。
慰安婦問題も、徴用工問題も、はたまた南京虐殺事件も、森友学園事件も、なにもかもみんな現実逃避がなせる技なわけです。現実を見ない。見たらとんでもないことになっちまうから、見ない。低賃金で国内市場がひどく落ち込んでいることだって、介護も看護も賃金が安くて人が集まらないことだって、見ない、無視する、問題視しない。そうすれば世の中良いことしか見なくて済む。だから、支持率が下がらない。わかりやすいなぁ、とぽんと膝を打った。
そうだ、逃げちゃうんだ、政権が現実から!