ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ワンズ

 私たち方面では、「ワンズ」というと、自動的にThe Wild Onesという昔のGSバンドを指す。ワイルドワンズとフルネームで呼ぶことももちろんあるけれど、面倒だとワンズという。最近、吉幾三がGSの有名曲を自分なりに唄ったCDを出した。もちろんあの時代に若者というか、ばか者だった連中が爺さんになって、懐メロになっているから多分買うだろうという読みで、今、ラジオを流しているとしきりにそのさわりを流して宣伝している。
 当時売れたGSバンドの連中ももちろんいい歳になってしまって、概ね70歳前後だ。全員が元気でまだ残っているバンドはほとんどなくなって、今や「The Village Singers」くらいしか思いつかない。あ、そうか、Tigersもまだみんな揃っているなぁ。
 The Wild Onesはリーダーだった加瀬邦彦が他界してしまって、残った三人で50周年コンサートを何回かやった。しかしあれから三人揃って何かをやったという話を聞かない。
 私が加わっているバンドもそのワンズにちなんで作ったので、何曲か、ワンズの曲をやっているんだけれど、彼らも売れなかった曲が何曲もあって、昔の曲を掘ってみると、結構面白い曲がある。今度は加瀬邦彦がまだ寺内タケシのバンドにいる時に作った「ユア・ベイビー」という曲をやっているが、他のバンドがこれを唄っているのを聞いたことがない。一時期、そうしたB級をやろうといって、ザ・ジェノバの「サハリンの灯は消えず」もレパートリーになっているけれど、これも滅多に他のバンドがやらない。
 こういう曲も今では誰かしらがYouTubeにアップしているから、「これ、聞いてみな」といえるのだけれど、アップされていない曲もある。ワンズの2014年の曲に「涙色のイヤリング」という曲があって、12弦ギターが非常に印象的な曲。歌詞が演歌風で、一体誰だろうと思ったら「あずさ2号」の竜 真知子だった。これはYouTubeにアップされていない。どこかで、この曲を唄いたい。

ベスト撰集

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