ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

「ベッサッソン」

 いつも読ませて戴いている、こちらの方のブログを読んでいたら、フォークダンスの「マイムマイム」のことが書かれていた。
 両手をつないでちょっと変わったステップを踏みながら時計回りにまわり、そのうち「マイム、マイム、マイム、マイム」といいながら輪を縮めていく。最後の最後に、「マイム-レッセッセ!」といって両手を挙げ、右足のつま先で地面をぽんと蹴った。しかし、この曲は手をつないでいる相手が変わらないからつまらなかった記憶がある。
 生まれて初めてこのフォークダンスを踊ったのは多分小学校4-5年の頃のことで、静岡清水の高橋さんという家にお呼ばれしてよそ行きの格好でいった時に、なぜか、このうちのお姐さん(多分当時中学生か?)がこれをかけてみんなで習った。
 中学二年生になって転校した先の学校では、土曜日になると、午後に校庭に何十人もが集まってフォークダンスを踊った。別に強制でもないし、部活でもなくて、自然発生的に生徒が集まってきて、2-3時間、大きな音でレコードをかけて踊っていた。当時、そんなことをしていても近所の家から苦情が出たという話は聞いたことがない。私はこのフォークダンスの常連だった。遠くから電車で通っているのにもかかわらず、必ず踊っていた記憶がある。
 そのいつも読ませて戴いている方のブログで、「マイム、ベッサッソン」なんだと知った。これをまた検索すると、驚くことにこの「be-sasson」はユダヤ語で、このセリフの原典は『イザヤ書第12章第3節』「U’sh’avetem mayim be-sasson Mi-ma’ayaneh ha-yeshua(あなたたちは喜びのうちに救いの泉から水を汲む)」なんだということがわかる。驚いた。