ちょっと尾籠な話で、恐縮です。ウォシュレット、というのは登録商標だから、温水便座っていうんですかね、あれをお使いの日本のご家庭は結構あると思うんです。何しろ、首都圏しか知りませんけれど、都営地下鉄の駅のトイレなんかでも今やこの手のトイレ便座ですから、その普及率は非常に高いような気がします。こんなの日本だけでしょ？よそから日本に遊びに来た人の中にはこれを持って帰りたいと思っている人はかなりいるんじゃないかという気がしますが、秋葉原あたりでは、免税コーナーに置いてないんですかねぇ。
ところでいつも思うのですが、あの洗浄する水の勢いです。他に愛用している人がいないので、うちでは私の好きな状態にセットされております。それが丁度真ん中のメモリのところに設定してあるんです。で、思ったんですが、この手の機械を調整した人、つまり設計した人はどうやって、この程度の勢いが真ん中辺で良い、と決めたんだろうかということなんです。何度も何度も自分のお尻で試して、これを真ん中に設定しようと決めたのでしょうか。それとも、開発チーム全員が、それぞれ試して、これで良いんじゃないか、いや、それじゃ強すぎるだろう、と議論が沸騰したんですかねぇ。それを想像すると、ひとつひとつ細かいところもそうやって試すのでしょうか。それを工業デザインというんですかね？
