近頃ほとんど聴かなくなった、本の自炊。富士通のヒット商品（多分）のScanSnapというスキャナーを使ってきた。ところが一年ほど前に、MacがOSを大幅に変更した時に、富士通はこれに即座に追従できなかった。ここで、口を極めて文句を言った。すると、ドライバー・ソフトを追いかけてきて、また使えるようになった。
ところが、ここへ来てハイエンド機を出した。iX1600という。これの魅力はwifiで繋げることができるってことだった。もうずいぶん前にプリンターはwifi接続機が出た。それまでは廊下をゴロゴロと有線でネットに繋げていた。これで、スキャナーもコードが要らなくなった。ところが設定時点ではそりゃやっぱり有線接続がいるんだよね。しかし、繋げてみてわかったんだけれど、もうこれまで使ってきた機種に比べて、驚くほど快適な読み込みで、驚くほどの速さだった。ScanSnapを初めて見たのは2000年だったからあれからもう21年経ったということだが、この進歩は快適だ。
この種のスキャナーの残念なのは、書籍を解体しなくてはならないことだ。解体しなくてもすっかり綺麗に読み取ってくれるスキャナーというものが完成されれば、図書館から借りた本を取り込んでしまえるのになぁ、といつも思っているのだけれど、それができたら、出版業界は壊滅してしまうんだろうなぁ。
