ほぼ足りてまだ欲 その先

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隔世の感

中国がまた上海で、航空母艦を建造しているんだそうだ。
CNNが報じているんだけれど、偵察衛星から撮った画像にはものの見事にはっきりと広い甲板が映っている。

30年前の上海の造船業界を視察した経験からいうと、驚くほどの長足の進歩で、こんなに短期間にここまでの技術を習得するとはとても考えられなかった。
なにしろあの時代には、中国ではろくに造船用鋼板を製造することができなかったのだから、造船技術が向上するもなにも、育っていく途上だったといっても良いだろう。
港で大型の船を曳航するタグボートを建造するとしたら、として設計図を手渡して見積もって貰ったことがある。とても若い技術者が真剣に見積もってきたんだけれど、その価格はともかく、中身の仕様に驚いてしまった。
設計図に書かれていた鋼板が確保出来ないので、手元の在庫の鋼板を用いて修正したというのである。
それでは期待する性能が出ない、という最大の弱点を犠牲にするしか方法がないというのには、ビックリしたけれど、むしろ気の毒に思えてしまった。
そこから製鉄業が大きく飛躍すると共に、各製造業は瞬く間に飛躍的に伸びた。
そりゃ「グン、グン」と音がするほどの発展である。
自信を持って当たり前だろう。
その自信が過信になると、私が知っているある国の経済のようになるだろう。
問題はここから先だ。

あの若手技術者ももはや50代となって育ってくる若者を脅威に感じているのかも知れないなぁ。