ほぼ足りてまだ欲 その先

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本日のスキャン

今日は御会式だそうだ


 立教大・異文化コミュニケーション学部 特別専任教授という武田珂代子の著書。なんと2021年に出版した「Interpreters and War Crimes」という英語による著書を著者自らが日本語に翻訳したというもの。彼女の説明によると翻訳通訳専門職大学院での博論が東京裁判における通訳に関するもので、そこからここまで発展させてきたもののようだ。

 日本の侵略戦争に際しては捕虜収容所で、あるいは捕虜を強制労働させる現場で、多くの通訳あるいは監視者が従事しており、彼らの中には戦犯として処刑されたものは少なくない。このテーマで論文を書く人がいてもおかしくなかったが、この時期になって実際に出版されるとは思わなかった。どこかにこの分野に関する文献はないものかとは思っていた。

 スキャンさせたものはpdfでファイルするが、それを「プレビュー」アプリで表示させてパソコン上で読むのが一番読みやすいかもしれない。

 立教大の異文化コミュニケーション学部は本来的には「異言語」コミュニケーションではないのか。