ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

閃輝暗点



 北風が強く吹いて、思わず背中を丸めて歩く、そんな日だった。

ここ数日間に閃輝暗点が3回現れて、とても気になったので、区立病院の眼科へいってきた。
ここの眼科は、女医さんで、なぜか結構空いている。だからもっぱらここに来る。
よその眼科でもそうだけれど、行くやいなや視力検査やら眼圧検査やらをぱっぱとやってしまう。
それから先生に診てもらう。
閃輝暗点の話をすると案の定頭痛はなかったか、と聞かれる。
そういえば、頭痛がしたような、思い過ごしのような気がするというと、それなれば眼底検査をやりましょ、とおっしゃる。
確か随分前にもやったことがあるような気がする。
目薬を指して、瞳を開けっ放しにして、先生が明かりを照らして覗き込むという検査だ。
幸いにして、ほぼなんの問題もないと。ほぼ、というのは、ほんの僅かに白内障の兆しが見えないことはないが、今のところ何ら問題はないというのである。
この目薬の効果はすぐには衰えないので、これが難儀の種。帰り道もずっと眩しくて、目を伏せて歩くことになる。
家に帰ってきてもなかなか衰えることなく、とうとう目をつぶって布団に入って寝てしまう。
小一時間経っても、見え方が元に戻ってこなくて、往生する。