ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

朋あり

7人がお土産を配る あたかも「わらしべ長者


 ジョージア州アトランタに暮らしている友達が一時帰国をしていて、昔の仲間が集まってぐちゃぐちゃ喋り合う。自らこの会は「おバカの会」と称しており、だから、なにをいっても許される。それにしてしも、一番若い、その一時帰国者が63歳だから話題はほとんど「年金」「病気」なんてことばかり。間違ってもアカデミズムに話は及ばない。新潟県から二人、あと4人は京浜地区在住。

 ひとりが「お土産!」と出し始めたら、あたかもクリスマスのプレゼント交換会かと見まごうばかりに様々なものが飛び交ってあっという間に私は瓦せんべい5-6枚がATLANTA BRAVESのキャップとなり、漬物となり、カレールーとなり、ジャスミンティーとなり、がっぽり帰りの荷物のほうが大きくなる。

 結局11時半から河岸を二回変えて15時半頃まで旧交を温めた。これで次はいつ出会えるのだろう。


 

 ここのところ毎週のように週末はどこかでお祭りがあり、今週末は赤坂の山王さんの二年に一度の表祭り。私が生まれて初めて神輿を担がせていただいた京橋二丁目西町会は今やデベロッパーの力が町会全域に及び、エドグランと称する大ビルディングになってしまった。町会全部が綺麗サッパリひとつのコンパウンドになった。元から商売をやっていた人たちの何軒かはその中で今でも商売をやってはいるけれど、もう誰も住んではいない。住民がいない。引き続き商売をやっている人たちもみんなどっかよそに暮らしている。東町会といっしょになった御仮屋を構えて祭りを迎えている。時代はどんどん街を変えていく。日本の都会は伝統やら何やらどんどん形骸化していく。ただただ、デベロッパーという名前の不動産業者に蹂躙されていってしまう。しかし、彼らにはそんな意識はない。むしろ近代化しているんだとすら思っている。それを利権が絡んだ政治家という名前の選挙屋がたかっている。