ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

030129
なんだぁ。もう2月だ。早いなぁ〜。軽井沢の友人が遊びに来てくれた。引っ越しの時にこれまでため込んでバナナ箱に詰め込んでいた昔の雑誌を見せるととても喜んでくれた。だろう!?そうなんだよねぇ、男はこういうものが好きだよ。女はすぐに捨てろ捨てろというんだけどね。雑誌「popeye」の創刊当時のもの、植草甚一が編集をしていたWonderland(宝島の前身)の創刊当時のもの。小沢正一がやっていた季刊「藝能東西」、野坂昭如の「終末から」の創刊から終刊までの全9冊。Outdoor Sportsの最初の頃のもの。BE-PAL、面白半分、話の特集、National Geographic、そしてなぜか大量の日本版月刊プレイボーイ。しかし、なんであの頃の雑誌って字が小さかったんだろう。小さなフォントサイズで、もうとにかくぎっしり文字が詰め込んである、というのが当時の傾向だったなぁ。老眼の身にはなかなかきついものがある。

また、日曜日の国家試験の話である。
受験票には「受験の際は、HBの鉛筆、プラスチック製消しゴムを必ず用意してください。」と書いてある。しかも、監督者が机の上には鉛筆、消しゴム、受験票以外のものを出さないでくださいと宣言。そうしたら、私の隣に座っていた人が監督者に「シャーペンではダメですか?」と聞いた。そしたら監督者「あ、良いですよ」といって、ゴルフのスコア記入用のような鉛筆を貸した。なんだよ。じゃぁ、なんであんな注意事項を書くんだよ。大体、なんでシャーペンがダメなんだろう・・。大学の入学試験でも、なぜか必ずシャーペンはダメとされることが多い。それなのに、現実的にはシャーペンで困ることは何も発生しない。こんな事書かなきゃ良いのである。

次は携帯電話だ。
これについても受験票に「不正行為等の防止の観点から、試験会場には携帯電話、PHSポケットベル等の通信機器の持ち込みを一切禁止します。この受験条件に違反して携帯電話等の持ち込みが確認されたときは、当該受験を無効とする場合がありますので十分注意して下さい」とゴシックで書かれている。にもかかわらず試験前の監督者は「もし持ってきた方は今すぐ電源を切って荷物に入れ、足下に置いてください」と付け加えた。なぜ、こうしてなし崩しにするのか。だったら、携帯等は試験中は電源を必ず切り足下に置いてください」と記載すればよいのではないのか。

真剣に考えているわけではないが、とりあえず世の中そうしたものなんでね、というスタンスが見え見えである。こういう事をいうと必ず、もっとフレキシブルにやっていこうよ、なんてしたり顔でコメントする奴がいる。

こういう感覚が常識として通用することが基本的にある文化の中で、介護保険障がい者介護制度で「契約」という言葉を突然世の中に通じるものだとする厚生労働省官僚の、このとってつけた感覚が如何に現実からかけ離れているかということがよぉくわかる。