ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

 祖父で元A級戦犯である、岸信介の自慢話をして話をあらぬ方向に強引に持ち込む安倍晋三のあの早口で眼が覚めた。水泳の中継をちらっと見て、今朝はサンデープロジェクトはないんだろうと思いこんでまた一眠りしてしまったのだった。我田引水という言葉をまた思いだした。なんでも自分のフィールドに持ち込んでしまえばいいという訳なんだな、と脱力感に駆られる。自分の日記の中だけならまだしも、公の場でそれに終始できることの愚かさとその幸せの表裏一体さをこういう人たちは持ち続け得るということのようである。こうした傾向の中に自分をおけば外に行かない限り安泰であるし、人生なんてあっという間に通り過ぎるのだから、それで終われる、ということでもある。
 戦争に負けるとその人が行った行為は犯罪として裁かれ、戦争に勝てば同じ行為を犯したものはなんらとがめられないという論理はその行為者自身の倫理観を完璧なまでに無視した上での話である。そう、あの戦争に勝っていたならば、戦争犯罪人という汚名を着るはずではなかった。その行為によりいっそうの磨きがかかったということであるだけだろう。ソンミ事件もあの戦争で米軍が負けたから摘発された事件だったのだろうか。捕虜に対する虐待行為が暴露され、軍事法廷で裁かれるということはこのイラク侵略戦争に米軍が負けたから摘発された行為だということになるのだろう。
 朝から、心が重い。