ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

口三味線

 昨日は銀座TACTの友達のライブに行った。いつもの顔なじみの出演者に加えて今回は女性陣にちょっと変化。二人とも結構自分のパターンを持っているプレイヤーで、一人はソプラノサックス。黒いスーツに長い金髪。バックは打ち込みでこれを操作している男性はその辺のサラリーマンのような雰囲気の人でこの人がMCまでやる。どうせだったら林家三平の後ろでアコーディオンを弾いていたおじさんのように、にこりともしないで立っていたらいいのに。最後は西部警察のテーマだった。もうひとりはなんと説明して良いのか分からないけれど、ヒットラー・ユーゲントの倒錯した世界のような雰囲気と、その世界の女王様気分というか、そんなパフォーマンスの歌い手。バックはエレ・ピアノのお兄さん。彼女は唄いながら客席まで降りていって、媚びを売るというほとんど唐十郎のテントか寺山修司天井桟敷系というか、そんな案配で、これはこれで売れると思う。幕開けはwheel chairのシンガー・ソングライターの甲斐さん。日頃は可愛い犬を抱えて電動車いすでやってくる。ストローでビールを呑んではたばこも吸う。トリはこの夜の主人公、アンビートルズリードギターの「そうり」は髪の毛を短くしたので、もう「そうり」ではない。 で、冒頭の口三味線だけれども、ステージの合間の余興として、インストルメンタルのパフォーマンスで、全部の楽器をそれぞれが口で演奏するというのはどうだろうかと思った次第。これ実は高校生の時に修学旅行中にやったことがあるんだけれど、廻りにうるさがられて終わった。これ、今度提案してみよう。これを読んだ人で、試した人は是非レポートして欲しいものだ。