今回発覚したタウンミーティングの仕込みは国会質問の仕込みと全く同じ構図だとあちこちで語られている。そしてそれを指摘するマスコミの反不正の発言に対しては「お前らだってこれまでにいくらでも仕込みして報じたりしたじゃないか」と書き込んでいる人たちが案の定いる。強制労働を告発する声に対しては拉致を持ち出す。拉致というのは全くの話飛んでもないことだ。暴力的にさらっていってしまうのである。その挙げ句の果てに知らん顔しているのである。
しかし、お前らだってやっているじゃないか、というのは理由にならない。あいつらもやっているんだから、俺がやったことをいうこたぁないだろうと云うのである。これは明確におかしい。おかしいんだから、その姿勢を正し、やり直したらいいじゃないか。「それとこれとは話が別（おぼっちゃんの発言）」なんかじゃないんだよ。もし、それが別だというのであれば、一体全体なんのために各地方で話を聞くというイベントをやったのか。それと同じように、各委員会だってその中でどんな問題が発覚しようと審議している議案とは話が別だとでも云うのか。そうなると審議なんてなんの意味もない。あ、だから「審議は尽くした」といってしまうのか。これまでこうして与党（といってもその場合ほとんどは自民党とその前身だが）が数にものをいわせて踏み切った案件はやっぱりろくなことを引き起こしていない。年金だってみてご覧。奴（当時の公僕のリーダー）は「百年もつ」といったがもうすでに破綻が見えてきている。
