ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

夕食

 友達と出かけていた連れあいから電話が入って出先で一緒に夕飯にしようというので出かける。昔知り合いがやっていた店がちょっと前に工事をやっていたのでどうしたのかと思ったら建物外観は全く変わっていないし、店の名前は変わっていないのに中身は全く変わっていて椅子席の牛鍋屋なんかになっている。前の通りは全くといって良いほど人通りがないのに一杯飲んでいるおじさんたちで一杯だ。全く違う店になったことは明白。やっぱりあそこも人手に渡ったと云うことなんだと納得。私はこんな時いちいち確認しないで察することで満足するんだけれど、それをことさら確認しないと満足しないという人もいる。隣の、名前はよく聞くけれど一度も入ったことのない蕎麦屋の前に来ると「暮坪かぶ」の字がめったやたらと目につく。ならばとその蕪のおろしをタレに入れて食するそばとミニ天丼の組み合わせを頼む。更科風な蕎麦だけれどもこの蕪のおろしと相まってつるつると美味しく、量も東京にしてはそこそこで丁度良い。やたら宣伝している食い物屋は警戒するタイプだけれどもここの蕎麦は良いじゃないかと今更ながら評価。ただ、中途半端にかつて小綺麗にした店はこのへんからが難しい。これから先は汚くなるばかりなんだろうけれどもこれを小綺麗に保つのは結構面倒なんだよなぁ。もっと昔の造りだったらそれだけでアイデンティティーが作れるんだけれどねぇ。これは旅館にもいえることで、昭和50〜60年代にコンクリート造りにした建物は今頃陳腐になっていきつつあるんだよなぁ。友達はバスで帰る。