- 「季刊前夜・11号」:八重洲ブックセンターにてようやく入手。特集は現代日本のレイシズム。しかし、この薄さはどうだ。全盛期4-5号あたりの半分とはいわないが。こうした雑誌が毅然と存在が続く世の中ではもはやないのだろうか。
- 「歴史としての戦後史学 ある歴史家の証言」網野善彦 洋泉社MC新書 2007.03(2000年に出版された原本の改編、追加版):店頭で立ち読みをしていたのだけれども、やっぱり読みたくなる。
- 「変えてゆく勇気 「性同一性障害」の私から」上川あや 岩波新書 2007.02
- 「百年前の私たち 雑書から見る男と女」石原千秋 講談社現代新書 2007.03 :著者は漱石研究者。講談社のPR誌「本」に2005.10-2006.12まで連載したものに加筆・訂正し、改編したものだと冒頭に書いてある。なるほど、こういう切り口があるのかと感心した。
- 「月刊現代思想2007.01」特集 岸信介 戦後国家主義の原点:いつまでも突き詰めないでいて良いわけはないと思い始めていたところで、哲学系雑誌バックナンバーの棚で発見したのでつい手にした。
- 『「過去の克服」と愛国心 歴史と向き合う2』朝日新聞取材班 朝日選書819 2007.04:シリーズ-1の「戦争責任と追悼」につぐものである。従ってこの本は第4部から始まっている。「もうそろそろいい加減にしろよ」とは何を基準にしているのか、何がもうそろそろ良いのか。
- 「昭和の戦争 保阪正康対談集」朝日新聞社 2007.04:「文藝春秋」「本の話」「現代」「中央公論」「歴史読本」「論座」に掲載されたものの集大成。
- 「荒野へ」(原題 Into the Wild) ジョン・クラカワー著 佐宗鈴夫訳 集英社文庫 2007.03 15年ほど前にアラスカで一人で死んだ若者のノンフィクション。今年映画になると帯に書いてある。
京橋から東に向かって歩き八丁堀三丁目界隈を歩き、八丁堀から日比谷線利用。八丁堀はなかなか面白い建物が残っている。