自民党の中川前幹事長が「政治団体の支出についても1円から領収書」といっていたのだけれど、幹事長が中川から麻生に変わった途端、自民党の中では反論がバラバラ出てきた。そもそも麻生が「自分で集めた政治活動費もすべて1円までというのは少し違うのではないか」といいだしたし、4日の自民党総務会では、深谷隆司元通産相、杉浦正健元法相が慎重な検討を求めたといわれている。
テレビの音声だけを聞いていたので、いったい誰が発言していたのか知らないが、「国会議員ともあろうものに対して、すべての支出について領収書を求めるのは如何なものか」的な発言をした馬鹿者までいる。お前達が今までどんなことをしてきたのか、よぉ〜く考えてみろといいたい。まだこの時代の変化を読めないでいるということなのだ。
深谷隆司に至っては自分がリクルートの上場に際して美味しいところをたっぷりと貰ったことがばれて長い間苦しい日々を送っていたことを全く忘れきっているわけだ。あの頃のことをもう覚えている人たちがいなくなってしまったとでも思っているのだろうか。そんな連中だということを私たちは忘れていないし、現に目の前に領収書を二重どころか四重五重に使い回している連中がいることをどうしてわからないのか。
自分でパー券売って手に入れた金をどう遣おうと俺の勝手だろうというのは、あなたが政治家でない時にはそういっておくれよ、麻生のおっさん。それでも税務申告は必要ですよ。
200万円を1000万円と何年も「記載ミス」するというのはなかなかな高等技術だと嫌みのひとつもいいそうだけれど、なにもしらないアルバイトが「その辺は前年と一緒で良いからね」といわれて毎年そうしていた、という理由をつけてもやっぱりそりゃ不自然だろうな。そりゃ通らないだろう。これから先はもっともっといろいろどんどん出てくるのだろうか。そして国会運営がにっちもさっちもいかなくて、そうなると官僚は仕事がのんびりできて良いということになるのだろうか。こんなにいろいろ出てくるようだと、民主党が政権を執ったとしても同じことが起きるんじゃないのだろうか。なにしろ官僚にとってどうか、というのが主眼だから。その辺の目端の利かない国会議員なんかに比べたら海千山千だろうしなぁ。今日の社保庁の内部横領事件に関する処分の話について会見に出てきたお兄さんなんて、もうそりゃ凄そうだったもの。