ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

初めて聞いた

 「hidden carriculum」という言葉を今日初めて知った。実際にカリキュラムとして提示されているものではなくて、様々なことを通して知らないうちに身に付く価値観を形作るものをこう表現しているんだろうと思う。水曜日定例のレクチャーで知った。話の中で和辻哲郎の「風土」(岩波文庫)がでた。帰りに懐かしの古本屋に入ってみると目の前に刺さっていたので、すぐさま手にした。
 今先生はしきりにEnglandとScotlandの様々な違いを綿々とお話しになっている。これはこれから先の話(なにしろ来年の1月まで、夏休み・冬休みはあるけれど、続くのだ)の伏線をあれはこう、これはこうと非常に丁寧に語っておられるのだと思う。今語っているこれだけのことがこれから先にとても重要になってくる話なんだと思う。これは壮大なテーマを語っておられるのである。そこで本を読んでいたあの兄ちゃんはどうなんだろうか。先生が出席を取らないんだからとさんざん言っているのに、そんなことなら来なくても良いのになぁと思うのだけれども、違うのかなぁ。
 図書館に行って今借りているものを延長したいと正直に話したら「はい、はい」といった挙げ句の果てに、これまで見たこともない紙をくれた。なんだと思ったら「君が優先的に利用できる期間は2週間だけだ。その先(つまり延長するとそうなる)は誰か他の人間が“見たい!”といったら直ちに返せ」というのである。その為には自宅へ電話するというのだ。なら、延長なんてしないで、一旦返却して直ちにまた借り出せばよい、ということなんじゃないのか。ここの図書館は本当になんだかんだと制限することばかりにアイディアが浮かぶらしい。利用者にとってメリットがあることを考え出したのは唯一2002年から開場時間を延ばしたことくらいだろうか。
 つい今年の最初まで家具売り場だったビルが「ビクトリア」の山屋洋品売り場になっていた。熟年世代にハイキングやらトレッキングやらが大流行で、その種の用具をこれでもか、これでもかと並べてある。神保町のICI石井の様だけれど、こちらの方が数段センスがよい。ウロウロしているうちにここ1-2年ずっと探しながら見付けられなかったレインウェアですんなり気にいるものを見付けたので思い切って入手。なにしろこれまで代用していたのは5年前のUNIQLOのもので、もうあそこでも売っていないもの。