ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

太田誠一

 農林通産大臣太田誠一がなった時に、良く名前を聞くけれど、あぶなさそうだなぁとは思った。昨日のNHKのテレビはつけてはいたけれど、どうせみんな通り一遍のことしかいわないからと思ってそのまま注意も払わずにいた。こんなことならもっと良く聞いておけば良かったと反省。なんの反省かよくわからないけれど。
 中国のように一般市民が何かを主張しようとしても中央や、官憲のやりたいようにやられてしまう社会と違って、日本という国では消費者ひとりひとりが主張しようとしたらできる社会だから(本当は実は中国と大してかわりゃしないけれど)、消費者のために過剰なまでの厳しい規制をかけなくてはならないんだといいたかったんだろうけれど、「消費者がやかましいから」としか表現のできないようなレベルの人なわけだ。食品偽装の摘発あたりについていっていることなんだろうか。いつもいつも美味しい、そしてお高いものを買って食べることのできる方たちが簡単にいいそうなことではある。
 彼は番組での発言ではなかったようだけれど、選挙で国会議員として選ばれた私という存在は公的な存在であって、その私が靖国に参拝するのは、もちろん「公的な立場」としての参拝だとも発言しているらしい。
 彼の発言からすると国会議員には「私」という時間がないということになるわけでなかなか殊勝な心がけだけれども、どうもその殊勝さにも表面的な言葉のやりとりのついで的なものが伺えるのが残念でもある。つまり、こうしたこと、あるいはこれまでの彼の舌禍を考えるとあまり賢明といえるタイプの人ではないらしいという印象だ。慶應義塾大学の経済学研究科後期課程でどのような論文を書いていたのか興味深い。どんな観点で農林水産大臣を勤めていこうとしているのかが伺えるような気がする。