ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

帰る

 目覚ましを掛けて寝たのだけれど、気になっているのか2時間ごとに目が覚める。5時半には起きようと決意していたのだけれど、4時半頃には窓を打つ雨の音で目が覚めた。昨日の雷雨以来しゃらしゃら雨が降っていたようだ。
 週末のこの時間では電車の具合がわからない。どうもcity circleはメンテナンスがあるようで、しかもCentral Stationの上の乗り場は工事中だからと泣く泣く空港までタクシーに乗った。45ドルほどもかかった。こういう時は荷物をもっと軽くして背負ってくれば良かったなぁと後悔するのである。洗濯すれば良いんだから。
 運転手は移住してきて10年になるという中国人だった。10年いる割には余り英語はうまくないが、道はわかっている。両親を呼ぼうとしたけれど、高齢となってから知らないところで暮らすのはいやだといってきてくれなかったという。そういえば私がかつてテンポラリーに暮らしていた頃から中国人の運転手が増えてきたという印象だった。英語もうまく通じないだけではなくて、道もよく知らずにタクシーの運転手になっているのが何人もいた。お客が道を教えていた記憶がある。シドニーという街は一方通行がとても多いので呑み込むのにはちょっとやっかいだが、それ程複雑な形状ではないからちょっと経てばすぐになれる。
 シドニーのKingsford Smith空港のInternational Terminalは改造のさなかにあるようで、ベニヤ板の壁ばかり。2000年のオリンピックの時に結構改造したはずではなかっただろうか。大体ターミナル前にあった露天の駐車場は多層階駐車場に置き換わっていた。チェック・インの列には学生らしきグループが目立つ。安いフライトなので、ケアンズで一度降りて、1時間を費やさなくてはならない。ゲートに行ってみるとこのフライトはQANTASとJALの共同運航便だった。実はこのルートは天気がよいとケアンズを飛び立つときにとても美しいGreat Barriar Leafが窓から見えるのだけれども、いつものように後ろの真ん中の席だからそれは覚束ない。
 うまく辿り着けば暗くなってから成田に着くだろう。
 機内はガラガラで、シドニー出発に際してNZのAucklandからやってくるフライトとの接続がうまく運ばずに結果的に約1時間遅れて離陸する結果となった。ケアンズではもう殆ど新婚さんばかりと思われる二人組がたくさん乗ってきたけれど、それでも8割くらいの乗客で、私の真ん中三人列は私ただ一人であった。シドニーでの遅れをそのまま抱えたままで、成田に着いたのは19時半くらいだった。今日はそれ程ではなかったそうで、むちゃくちゃ寒いのではないかと予想していたのだけれどそうでもなくて助かった。
 写真の整理に手をつけ始めてしまって遅くなり、明日の予定を想い出して慌てて寝る。