ほぼ足りてまだ欲 その先

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移民

 クライストチャーチの事件の犯人はどうやら単独犯だったらしい。しかも武器はみんなニュー・ジーランド国内調達らしい。それにしてもあんなに個人で購入したというのが怖ろしい。セミオートまで買えるというのがおかしい。
 ところで彼は紛れもなくコーケージャンだけれど、いったいどこから彼の先祖は来たのだろうか。彼が育ったのは豪州のニュー・サウス・ウェールズ州(シドニーがある州)の、もうほとんどクイーンズ・ランド州(ケアンズがある州)に近い北の町だ。クイーンズランド州は豪州の極右政党であるワン・ネーション党の党首、ポーリン・ハンセンの本拠地がある。シドニーメルボルンのような都会でないと、豪州の田舎は実に田舎で、非常にフレキシビリティーにかける。それは米国の田舎と一緒。
 もちろん豪州の白人は後から遅れてその気で英国から流されてきた。その前はどうなっていたのかといったら、今ではもう本当に周辺部に追いやられている、アボリジナルの人たちが住んでいただけだ。キャプテン・クックがやってくるまでは。そして英国がアメリカを失って、流刑地にするまでは。豪州では一方的に白人がアボリジナルな人たちを排除してしまったが、New Zealandは違う。流刑囚となってやってきた連中よりも先に到着していたマオリ族の人たちは勇敢に白人と戦った。白人は相当にやられていた。折り合って今の国になっている。
 白人はオセアニアでは全域にわたって後からやってきた移民だ。これは重要だ。豪州、NZにいる白人はその先祖がやってきたことを常に目の前に示してやらなくてはならないのだ。「良いか、お前たちは暴力的にやってきたんだぞ!」と。
 他民族を暴力的に弾圧したことがある民族は常にそれを忘れてはならないのだ。心に期せよ。