ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

まともなことでお願いします

 どうも先日の第2次補正予算案の委員会強行採決以来、国会ネタが大衆紙ネタに終始しているようで寝覚めがよろしくない。
 自民党村田吉隆国会対策筆頭副委員長が衆議院予算委員会強行採決の際に民主党議員がプラカードを掲げていたところを写真に撮影しているのを菅直人に指摘され、ヘラヘラ、ニマニマしながらカメラを自民党員である衛藤征士郎予算委員長に取り上げられた。それに対して民主党懲罰動議を出した(衆院規則は、各委員会の写真撮影は委員長の許可が必要)。
 そうしたら今度は自民党がそのプラカードを掲げていた民主党議員18名にたいして、与野党申し合わせに反してそんなことをしたんだからといって懲罰動議を出したというのだ。「プラカードを『資料』と言って持ち込み、物理的な示威行動をとった。許すわけにはいかない」と批判(日刊スポーツ-共同通信2009年1月14日21時39分)。随分前にもこんなプラカードを掲げたことがあったけれど、あの時もこんな動議を提出していたんだろうか。どうせ多分、提出したけれど、実際の懲罰にはならないというくだらない結論だろう。
 じゃ、あっという間に短期間の審議で採決に入ってしまった、いわゆる強行採決という奴は懲罰の対象にならないのかね・・?
 その次は自民党鴻池祥肇官房副長官議員宿舎に女性を泊めたの泊めないのという話。暴露記事を掲載したという週刊新潮はさぞかし売れることだろう。
 確かそんな話が前にもあって諮問会議のメンバーだった大阪の方の大学教授が赤っ恥をかいたという記憶がある。新潮社は多分名誉毀損かなんかで訴えられるのかも知れないけれど、民主党の鳩山が「今のうちに辞めた方が良い」といっているらしいから相当なスキャンダルだろうか。
 もっとまともなことでやり合えといいたいが、それ程のスキャンダルとは何だろうかという興味も正直あるなぁ。
 それにしても「詳しく知らない。ただ、議員宿舎に(国会議員以外の)人が入ることは何らおかしいわけではない」(時事通信2009/01/14-22:12)というコメントはすっとぼけコメントだといわれるだろうなぁ。
 日刊スポーツ紙によると「原則として、本人と家族以外の宿泊は認められていない宿舎」(2009年1月15日7時5分)だというんだけれど、それがどこで規定されているのか知らない。本当にそうだとしたら麻生君も知らなかったんだということになるから、鴻池くんだって知らなかったとしてもおかしくないということになるかな?よほどの事情がある関係だったのかもしれない。DVを受けている人で、シェルター代わりに議員宿舎を活用していたのかも知れないじゃないの。軽々にあらぬ疑いを掛けちゃ、その方が下賤ではないか。
 追記:夕方になっても鴻池君は未だに自分の口で説明していない。

 河村氏によると、鴻池氏は週刊誌報道について「相当の誤解がある。事実に反する部分が多い」と主張。「女性は何回か議員宿舎を訪れたが、不倫交際というのは事実に反する。家族同士の付き合いだ」と反論した。(共同通信 2009/01/15 16:52)

 だったら自分で説明しないと説得力はないだろうな。時間が経てば経つほど不利になっていくに違いない。

女性が複数回宿舎を訪れたことは認めたものの、「男女の関係は誓ってない。宿舎のカードキーを渡しっぱなしにしていない。政府の機密情報を漏らしたことはない」と釈明(2009年1月15日20時33分 読売新聞)

 あぁ、そうですか。へぇ〜。

河村氏によると、鴻池氏は「こういう時期にこのような記事が出て心配をかけて申し訳ないと謝罪」毎日新聞 2009年1月16日 東京朝刊