ほぼ足りてまだ欲 その先

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偶然、渡り

 昨日の衆議院予算委員会は午前中だけ見たのだけれど、民主党の波状攻撃。
 細野豪志がある農水OBの渡りについて追求した。で、ある公益法人での特定のポストは農水OBルートになって受け渡されていることをおかしいじゃないかといったことに対して、農水省の佐藤正典官房長は「“各団体が前任者同様の能力、適性を有する人物を求め、結果的に共通するものが多くなったと考えている”と(しれっと)答弁し、偶然との認識を示した(毎日新聞 2009年2月3日22時57分 最終更新 2月4日0時43分)」のだそうで、こんなすっとぼけたことをいってそれが通じたのは随分昔の話なんじゃないかと私は思いたい。今でもこんな蛙の面にションベンみたいな回答が通用してそのまま誰もなんにもいわないなんて時代じゃないだろう。
 麻生太郎に至っては長妻の質問に答えて、「退職してすでに民間の方々に『いかがなものか』と言うのは難しい。退職者同士の人脈(を使った人事)に出身官庁は介入できない(毎日新聞 2009年2月4日20時49分 最終更新2月4日22時52分)」だなんていっているんだから、本気で霞ヶ関を改革する気なんて全くないといって良い。平気の平左でほくそ笑んでいる霞ヶ関に腹が立つ。彼らが自分たちのことを特別な存在だと思いこみ、それの何がいけないんだと云っているその時代錯誤には殆ど絶望的で、こうした体制を保持しようとする既得権益確保死守勢力を打破することはこの国を本当に良いものとするためには乗り越えなくてはならないやっぱり丘だろう。