ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

池袋

 久しぶりに池袋に出た。昨日閉店してしまった三越の前を通った。あのデパートにはこれまでに多分2-3回しか入ったことがない。もうすでに正面のシャッターの三越のサインを消していた。昨日のテレビではけっこう盛り上がっていたように見えていたのに、すっかり寂しい雰囲気で、ライオンが所在なげである。すぐに向かいの家電量販店と同じようにがちゃがちゃうるさくなってしまうのか。
 20年ほど前に買ったTARAS BOULBAのハイキング・シューズの内側がもう殆どボロボロになってきて、脱ぐと靴下にその破片がくっついてくる。まだまだ履けそうな気もするのだが、かつてのスキー靴がいざ滑ろうとする時に壊れてしまったように、この靴もいつの日にか肝心な時に壊れてしまっては面倒。池袋に行ったついでにVICTORIAのアウトドア・グッズ屋のL-BREATHに行った。来週の月曜日まで1割引きになりますという葉書をもらったのが私の背中を押したといっても良いだろう。ここはこれまでにも何も買いもしないのに何度も入っている。昨年初めてウィンド・ブレーカーを買っただけだ。
 二階に上がるとズラーッと靴が壁に掛かっている。硬い靴を必要とするようなところを歩くつもりはないから、軽くてホールディング感が良くて、歩きやすいものが良いなぁと見ていく。多分快適感は価格に比例するんだろうなぁというのは想像はつくが、こっちは宝くじに当たったわけではないから天井知らずの値段を出すわけにはいかない。これだけあったらどこから手をつけて良いのかわからない。ところがここのお店の店員さんは誰も彼もいやいや働いているわけではなくて、専門知識をどんどんご披露下さる。こっちが自分のニーズを提示するとどんどん情報を提供してくれる。
 結局入手したのはこれだけれど、なんだかこれまでのTARAS BOULBAと殆ど雰囲気は一緒だ。ナイロン地でできたしわくちゃになっても気にならないつば付きのハットがあったのでこれも入手。雨でも気にする必要がない。頭の回りにゴムが入っていて、後ろで絞ると頭にぴったりになるというもの。これを買った時もレジの女性が、この帽子には紐がつけられるという。それ専用の紐があるんだそうだ。こんなこともついでに教えてもらえるととても助かる。この店には多分私と同年齢の女性達がたくさん来るのに違いない。だから若い店員さんも年配客の扱いになれているのかも知れない。今やアラカンの女性のハイキング熱はとてつもない。私は別にハイキングに使うというつもりはなくて、普通に街歩きに使う。
 帰りにバスに乗った。ふと気がつくと広告が貼ってあるところに真っ白い紙に縦書きに字が書いてあるポスターが三枚も立て続けに貼ってある。一体何だろうと読んでみたら「2016年に東京にオリンピックを」ポスターである。もうIOCの評価委員が東京にいるわけでもないし、IOCの独自調査があったとしても、この三枚のポスターが調査の対象になるとは思えない。

来ますよ。
21世紀の東京オリンピック


日本経済は必ず復活します。
いつ、その時がくるのか。
どうすれば、より早く来るのか。
日本人自身が、日本の良さに気づくこと。
世界の人にそれが伝わり、日本に注目が集まること。
2016年の開会式当日までの7年間。
新しいエコの取り組みと日本の技術力に、
世界は感心するでしょう。
パラリンピック選手をお迎えするために
街全体をバリアフリー化しながら準備を進める
その姿に、世界はなるほどと思うでしょう。
それが、自然を尊敬し、平和を求める国、日本の
あたらしいオリンピックです。
2016年東京オリンピックパラリンピックには、
莫大な経済効果があります。
でも、それ以上に大切なのは、
気配りや、おもてなし、もったいない、安全世界一、
といった日本らしいオリンピックで世界を結ぶことで、
大人が自信を取り戻すこと。
それを見た世界の子供たちに夢を与えることです。

さあ、東京オリンピックで、
日本は世界を結びます。

 あの不良小説作家にこんなことを云われたくない。これまであのおっさんはさんざん差別発言を繰り返してきた。そんな奴にこんなことを云われたくない。嘘の固まりだ。
「日本人自身が、日本の良さに気づくこと。世界の人にそれが伝わり、日本に注目が集まること。」彼がここで云いたいことは、世界の普通の人にとってのこの言葉の意味ときっと大きく違っているに違いない。