ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

尖っている

 twitterでも同じことを書いているのは卑怯かも知れないけれど、書いちゃう。
 男性用の革靴っていうのは今や世界的にあんなに不自然に尖っているものなんだろうか?変じゃない?あれだけみんなが履いているんだから、変だなんてことはない!ということになっているのだろう。あれが今では普通、ということになっているんだろうとは思うけれど。女性むけの何とも軽薄な、あたかも夜の商売の人用なのかと思ったミュールってのも、あっという間に普通になって、ごく普通の悪気のない(だから余計に始末に悪いといういい方もあるけれど)女学生が駅の階段を「カッツン、カッツン」脳に直接刺さるような音を響かせながら降りていくのが普通になっていたのと同じようなものなんだろう。ミュールも、男物のとんがった靴も、私にはとても貧乏くさく見えるのはどうしてなんだろう。
 ともかく、そういうことになると、世の中何が変で、何が変じゃないのかといったらそんなのはマジョリティーになるか、ならないかであって、見るからに変でもそれをやっている奴がたくさんいればいいわけで、やっぱり「みんなで渡れば」ってことになり、また「たけし」にワンポイント取られちゃうわけだ。
 このでんでいくとなんでもたくさんやっている奴がいればいいわけで、素人でも車を運転するのは制度的には当たり前のことなんだけれど、よぉ〜く考えてみればこんなに怖いことはなくて、倫理観のヘッタクレもない奴でも平気でお国から免許を貰って車を転がしている。危ないっちゃありゃしない。
 どんなに酒癖が悪くて、呑む度にかみさんを殴りつけるような奴でも、職場でもあいつはやばいといわれ、近所でも一癖もあるから気をつけろといわれていても、猟銃を所持する許可は出ちゃうわけで、こういう管理体制で人を殺傷できる武器の携帯を許すというのが当たり前になっていて、そういう制度の存続が普通になっているんだから、変だといわれてもそうじゃないんだろうなぁ。(あの事件で犯人の雇用者として大阪市長が謝ったりするのはちょっと変だと思うよ。所持許可を与えた責任者としてなら分かるけれど。)