ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

3月になっちゃったぞ

 「ようやく三つ目の花が開いた。そろそろ四つ目が咲きそう」
 なんだかんだとあっちにふらふら、こっちによろよろしているうちにあっという間に通り過ぎていく2月だったらしくて、今朝パソを開けたら日付表示が1日になっていて驚いたよ。そんなのは当たり前のことで、地球は粛々と回り続け、カーリングのストーンのちょっとした回転のように見えるものの、ところがギッチョン、もっともっと回り続けるのである。
 この週末は音の洪水の中にいた気分で、なんだか日頃の生活ではない時間の経ち方だったのだけれど、それはそれで疑似体験のようで面白い。今の若者たちのバンドの中で妙に芝居がかったバンドが結構あって、そんなジャンルが存在することに気づいて、唖然とした。そうか、そんなことが一斉に花開くなんていう時代があるのかと。そういえばビジュアル系のバンドだってある種そんなものかもしれないものなぁ。
 気がついたらオリンピックの閉会式だ。こちらも開会式に引けを取らずに延々とやっていた。ことさらnativesをこれ見よがしにVIP席に呼び込むというのはなんだかいやな感じがする。今更なんだよ、といいたくなるというか。1000人の子どもたちがスノウ・ボードのような板を持ちながらの群舞も面白かったけれど、あれを見たら北の首領の国では「ほうら見ろ、あいつ等自由主義の国のマスゲームはあの程度のできでしかないんだ!」というんだろうか。いっちゃうんだろうなぁ。それにしてもアジア系カナディアンの少年少女が随分目についたのだけれど、ヴァンクーヴァーの人口構成からいって正しい割合になっているということなんだろうか。
 closing ceremonyの参加者に配られた箱の中からトナカイの角のかぶり物が出てきて、それをみんなが被るとおでこについているライトが点滅して、演奏の間中客席がフラッシュしていて、とても面白かった。こういう時に素直にその演出に参加してくれる人ばかりではないのだけれど、そういうスタンスが好きじゃない。やろうじゃん、誰も彼も。「俺は違うんだぜ」というしらけた振りが大嫌いだ。
 そんなことばかり考えずに楽しめよ、という声が聞こえてきそうだ。