ほぼ足りてまだ欲 その先

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不良小説家

 私のこのブログでは常連の「不良小説作家都知事」だけれど、(こんな奴を知事にしてしまった都民の端くれとして本当にお恥ずかしい)こんな記事が北海道新聞に掲載されている。

「構わず首相を殴れ」 観閲式めぐり石原都知事が発言
 石原慎太郎東京都知事は19日、札幌市内で開かれた、たちあがれ日本の集会であいさつし、菅直人首相について「もし、(自衛隊の)観閲式の国旗入場で立たなかったら、構わないから殴れ。殴られてもしょうがない」と述べた。首相への暴力を容認する発言とも受け取れ、論議を呼びそうだ。
 石原氏は、1999年の国旗国歌法案の衆院採決で当時、民主党代表だった首相が反対したと指摘。「観閲式に行くと、国旗入場の際は、みんな立って礼をする。菅氏は、その時立つのか」などと述べた。
北海道新聞 100620 07:07、07:08 更新)

 とんでもない話ではあるのだけれど、不良小説を売り物に名前を売った人間としてはその程度の理性しか持ち合わせていないのはさもありなんとは思う。けれど、この類の人間が大手を振って発言し、闊歩するのは「二・二六事件」発生当時の世の中を彷彿とさせる論理。こういうことをいうと、必ず過剰反応だという批判をする人がいるけれど、そんな些細なところからそうした風潮がはびこる一歩になるんだよということを教えてあげたい。
 「そんなことあるわきゃねえよ」というのがいつもの世の中の反応だということは認識しておいた方が良いだろう。
 彼のこうした発言を見ると、想い出すのはかつての小浜利得や、細川輶元といった、どんな過激なことをいってもそうしたことをいって若い世代に受けてやろうという愚かな発想だ、と分かってしまう爺の域に達しているということなんだろうと思う。この領域に達しているのはハマコーもそうだけれど、小泉純一郎もそうだといって良い。こういう奴をわざわざ新聞で取り上げるのはもう止した方が良い。無視するべきだろう。今の若者風にいうと「スルー」って奴かな。