ほぼ足りてまだ欲 その先

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高校同窓会紙

 今日、高校の同窓会紙が届いた。へぇ〜、随分見なかったなぁと思ったらこの頃は2年に一回になったのだそうで、道理で見ていなかったわけだ。9月に同窓会総会という奴があるんだそうだ。これまで一度もでたことがない。なにしろ戦後になってようやく男女共学になった元高等女学校である。でてもおばあさんばかりだと聞いていたからである。こっちもそろそろおじいさんになってきたから、そろそろでても良い頃かも知れないけれど、それでも最年少かも知れないぞ。
 読み進むうちに一年生の時の担任の数学の先生が亡くなったらしいことが、かつての教え子だった人の追悼文でわかった。わかったけれど、その人は昭和38年卒だというのだから私よりも先輩だ。その人は先生が代数の教師だったと書いている。私の頃には高校の教程では代数、幾何という分類はすでになくなっていて、数II-Bで両方を含んでいた。淡路島出身のその先生はいつも苦虫をかみつぶしたような表情で、唇の端でにやっと笑うという先生だった。当時担任は毎年代わった。しかし、二年生の時の体育の学校を卒業したばかりと覚しき先生と、三年生の時の世の中をシニカルに見続けていたような英語の先生とは随分丁々発止、いろいろとあったのだけれど、この数学の教師とだけは殆ど親しく会話をした記憶がない。なんでだったのだろう。今から考えると不思議でしょうがない。