ほぼ足りてまだ欲 その先

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正座!

 私は何しろお調子者で、すぐさま騒ぎに加わるというタイプだったから、昔から学校ではよく怒られた、というと間違いだから、叱られた。何しろ中学3年の時の今でも忘れない小林文治先生が、おまえは実に機を見るに敏で、もう一回何かをしたら雷を落とそうと思った瞬間にやめて、本当に要領がよかった、と嘆いていたのをくっきりと覚えている。そのときの顔も口調も思い出せる。あの先生は笑ったときの笑顔が実によくて、あれで生徒から親しまれていたような気がする。
 中学2年の時のことだ。あの当時の学校では授業が終わると毎日掃除当番が掃除をして帰った。学期始まりなんかには全校大掃除があった。自分の掃除が早く済んでしまって止せばいいのにほかの校舎に出張っていった。で自然発生的に廊下を走っていったら、1年生の教室の前で、ちょうど廊下に出てきた1年の担任が手にしていた箒で私たちを押しとどめ、「廊下を走るなといったろっ!そこに正座しろっ!」と衆人環視、しかも周りは下級生ばかりの中で廊下に正座させられた。やばい状況の中もじもじ座っていたのだけれど、今だったらこれは体罰として教員は責められるのだろうか。私は当然のごとく自分がいけないと今でも思っているけれど。
 殴りつけて恐怖に駆られるようにしていうことを聞かせる教員もいたのだけれど、それには間違いなく当時も今も反対だ。しかし、賛否の境目はいったいどこだろう。