ほぼ足りてまだ欲 その先

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体罰

 私が小学校に入学したのは昭和29年ですから、中学に入学したのは昭和35年だったはずですねぇ。中学二年生の時に在学していた学校にはとんでもない数学の教師がいましてね、カッとすると、黒板の前から目標となる生徒のところへ、机がぶつかろうとまっすぐにガッガッと進んでいき、生徒の首根っこをつかんで、教室の壁(木造校舎ですが)にそいつの頭をたたきつけるんですよ。それはそれは怖くてねぇ。チョークはつぶてのように飛んできますしね。あれは心底怖かった。だから、お調子者の私でも、彼の数学の時間はクビをすくめて黙っていましたね。
 中学三年の時には担任の数学の教師(さっきの暴力教師とは異なる)から、卒業前の三者面談の時に、「私がもう爆発しそうだ、と思ったときに彼はタイミング良く止めるんですよね」とおふくろにいったのを聞いた。要領を学習していたんだろうなぁ。中学というのは学期末に大掃除をしたんですよ。いや、学期始まりだったかなぁ。学校中がガタピシと大掃除になっていて、なんだか非日常的光景になると、浮かれるものですね。自分たちの教室でないところの掃除も回ってくるので、級友とわいわい言いながら移動中に思わず走って行ったら、そこで下級生の教室前にいた女性教師に「待てっ!」と呼び止められました。昔の学校は前の黒板の端に、良く「廊下を走らない!」とか目標が書かれておりましたが、廊下を走るのは校内共通の禁じられたことでした。
 「なぜ走る!」と怒鳴られ!その場に正座です。下級生が前を通ってニマニマしています。殴ってやりたくなってもそうはいきませぬ。掃除に行かないとあっちでもサボったといわれるしねぇ。どれくらいそういう状態にいって放免されたのか、全く記憶にはありませんけれど、屈辱でございましたねぇ。あれは体罰じゃないですかね?
 そういえば遅刻したといわれて大学生の時の合宿で正座させられたこともありましたねぇ。