ほぼ足りてまだ欲 その先

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世襲

衆院選の立候補者のうち父母などが国会議員だった世襲候補は、毎日新聞の集計で159人(前回衆院選時は174人)に上り、候補全体の1割を占めた。このうち、自民党世襲候補は92人に及び、337人の同党候補全体の3割弱を占める。一方、新人の世襲を認めず、争点化を狙った民主党も前職26人が世襲候補で、「脱世襲」が徹底されたとはいえない。毎日新聞 2012年12月05日 01時17分(最終更新 12月05日 01時24分)

 つまり、自民党は全くそんなことは気にもしていない。民主党は「うちは世襲は認めないぞ」といいながら前回の時にけっこういたということだ。この記事では約1割の候補者が世襲だといっている。
 他の党では

日本維新の会15人▽みんな7人▽新党大地2人▽公明1人−−などで、共産、社民はゼロだった。

 となっている。「日本未来の党」がどうなのかについては触れていない。

森喜朗元首相の後継候補

 森喜朗には石川県議をつとめていた長男の祐喜がいたが、2010年8月に酒酔い運転で事故を起こして辞職。2010年10月に自宅で倒れ、翌年7月に死去。自民党石川県第2選挙区支部は9月にビル管理会社常務の佐々木紀(37)になった。
 ちなみに吉田豪が森にインタビューをしていて、そこでえひめ丸事件の顛末を語っている。

 あれはちょうど6番か7番(ホール)のときで、そこで秘書官から電話が来たんですよ、「詳しいことはわかりませんが、どうもハワイでこういう事故があったみたいです」って。「じゃあ、すぐ帰ったほうがいいのか?」って聞いたら、「いや、もうちょっと様子を見るからそっちにいてください」と。
 でも、ゴルフ場で座っているわけにいかないじゃない。後ろの組がどんどん来るんだから。そうじゃなくても嫌がられてるんだよ、SPが周りにいるから。だから、早くホールアウトしようとしたら、「事故の報告を聞いてるのにゴルフやってた」とか叩かれて。
 そのあとも「着替えてから(官邸に)行ったほうがいいか?」と聞くと、「そうしてください」って言うんで途中で着替えて行ったら、今度は「すぐ飛んで行かないで、シャワー浴びてから行った」と書かれた。でも、ゴルフウエアのままで官邸に入ったら、今度はなんて書かれたことか!

 もちろん吉田豪は森にヨイショする反応をしているのだけれど、自分で自分の行動を決めることのできないことについて気がついてもいないし、周りから嫌がられているんなら、そんなゴルフをしなきゃ良いだけの話であることにも気がついていない。この種の人たちが如何にこの国の政治を弄んできたか、良くわかる。