ほぼ足りてまだ欲 その先

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名雪

原子力規制庁名雪(なゆき)哲夫審議官が日本原子力発電の市村泰規常務に、敦賀原発活断層調査の報告書案を事前に渡していた問題で、日本原電は2月1日記者会見し、昨年12月から今年1月にかけて名雪審議官と5回面会し、報告書案の内容を教えてほしいなどと要請していたことを明らかにしました。(しんぶん赤旗2013年2月3日)

 日本原電の星野知彦開発計画室長は「委員の了解を得られたのかと思った」と説明しているそうだ。彼らはこうした文書を見せられてその場で反論することができないので、事前に見せてちゃんと検討させて欲しいと頼んだといっている。
 その論理が妥当なものだと考えるということそのものが既にもう間違っているということに気がついていない。だから、この審議官に対する処置も単なる「けん責」処分で、出身の文科省に「更迭」として戻っただけ。
 規制庁のスタンスをきちんと把握していないどころか、彼の処分に関する記者会見でも原子力規制庁はのらりくらりと記者の質問をはぐらかしていて、その様子を起こしてくれた方の記録を読むと、狡猾そのものである。彼らは折角受けた高等教育を国民のための国家作りにいかすということができず、自分のための国作りにしか生かしていない。こいつらが「成績がよい」という評価を受けていたのだと考えると、やっぱりこの国の教育は間違っている。
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