東京電力福島第一原子力発電所ではどんどん放射能で汚染された水が生み出されているらしい。その水をフィルタリングして低汚染水にすることができる様になるという説明なのだけれど、それが何を意味するのか。ひとつは今でもどんどん放射能で汚れちゃった水が増え続けていると云うことだ。それは何かと云ったらどんどん水を注ぎ込まないといけない状態で、それは「収束か、収束でないか」なんてことを話している場合じゃないことは明確だ。
それぞれの炉の核燃料が今どういう状態になっているのか、ということについては誰ひとり確実なことはわかっていない。それはこの前の参議院予算委員会での森議員の質問に対する廣瀬東電社長の回答でも明らかだ。
「低放射能汚染水」は今どうしているのかといったらどんどんタンクの中に増え続けている。このままいったら地面という地面にタンクを仮設して放射能で汚れた水を保管し続けなくてはいけない。
フィルタリングの話を持ち出してきたということは、「ここまで低放射能化されたんだから、海に流してもいい？」ということになるのではないのか。「さもなきゃ日本の国土は放射能汚染水で覆われちゃうけれど、それでも良い？」ということに繋がるぞと脅しているのだろうか。アベシンゾーは福島までいって何をしてきたのか。
フィルタリングして水が低放射能汚染状態になったとして、そのフィルターがキャッチした放射線源はどうするんだ？
