アカデミー作品賞が「アルゴ」になったと聞いて、あれ？そういえばこの映画ってタイトルは聴いたことがあるけれど、その興業はどうなったのかほとんど聴いてないなぁと思ってYouTubeで予告編を見た。
イランのアメリカ大使館占拠事件の話だった。米国にとってはある意味大きなターニング・ポイントとなった事件だけれど、日本人にとってはそんなに問題になるとは思わなかった事件だった。
1979年のことだったからもうすでに30年以上昔の話だ。あの年の暮れ、私は米国の雪の降る街に出かけ翌年の2月末まで滞在していた。その頃、「あの事件をどう思うか」と米国人に聴かれて、「そんなに時間かからないで終わるよ」と気軽に答えたら、いつまで経っても終わらず、あとで恥をかいた。
しかし、今から考えてみると、あれがイスラム教が西欧文明に対して異を唱え始めた始まりではなかっただろうか。イスラム文化圏がイスラエルとだけ実力退治するのかと思っていたら、いやいや、とんでもない。しかし、全く読めていなかった。
リビアが米国の戦闘機を撃ち落としたのは翌々年のことだったのではなかったか。
