今日は連れ合いの誕生日。これで二人で合計130歳となった。昨年末で結婚後満40年となった。節目というのはどこにあるのか知らないが、子どもも二人とも30歳を超えるわけで、これでどうやら節目のひとつと思っても良いのではないかという気がする。
私たちの世代ではごくごく当たり前だったように、わが家は私がある程度会社を生活の基盤とし、家の中のことはすべて連れ合いに委ねてきた。つまり連れ合いは専業主婦だった。といいながら、実家の仕事を手伝ったりしていたけれど、子育ての中ではそれも辞めて家庭に専念してきた。つまり私は家庭を顧みない夫だった。言い訳をする訳じゃないけれど、それが当たり前の会社生活であった。子どもの生活のために会社を休む、なんてことがあるような社会でなかったことは事実だけれど、それに紛れて好き勝手な生活をしてきたという面も否めない。
その辺を今となったら責められてももう取り返しが付かないので、重罪を犯して刑務所に長いこと入って後悔したってそうは許されないというのと同じかも知れないが、娘はまだ許していないらしい。介護が必要になったら自分で勝手にどこかの施設に入れといっているが、その時点ではもう自分では探すなんて余裕はきっとないだろう。だから、そうなる前にいっちまわないと困ることになるんだろうなぁと思った夜だった。