ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

大晦日の

 かつては近所の連れ合いの実家に子ども・孫が全員集まって14人で二つのテーブルに分かれてすき焼き鍋を突っつくのが大晦日の晩餐だった。だから夕方から徐々に大晦日感が高まって、紅白を見ながらわぁわぁいって正月気分に突入するという実に日本人としては見事に見本のような大晦日を過ごしていた。
 それが今や連れ合いとたったふたりの晩飯になり、とても晩餐と呼べるような豪勢さもなく、わずかに数きれの刺身がつく程度で普通の日の普通の晩飯とどこも変わらない。挙げ句に紅白もどっちが唄のタイトルで、どっちが演者の名前なのかわからないような、そしてどこからが子ども紅白なんだか分からないような少年たちの踊りでやっぱり見ない。こうして齢を重ねていくことになるんだろう。