「午後2時半ごろ、電源関連の設備が故障したことを示す警報が鳴り、その後、プールの冷却システムが停止していることを確認した」と東京電力はシレッと発表した。使用済み核燃料プールの冷却装置が停止したということだ。
その後、約3時間後に復旧したと発表したが、前回の電源が落ちた時の原因となった小動物の侵入対策で、金網を設置する作業中に針金かなんかが触って、漏電したのが原因とみられると説明したのだけれど、NHKの19時のニュースで見ると、これを説明している東電の社員はまたいつものように鉄面皮な無表情で淡々としていた。あれを見ているだけで、本当に彼が説明していることは真実なのか、あるいはどうせ誰にもわかんないんだからこれでいいや、とにかく説明しちゃえ!とやっているのか、全く信頼感がない。
信頼感がないといえば、このニュースをNHKは本来的にはニュースのトップに報じなければならないはずだ。日銀の黒田が何かを喋ったというだけで株価が500いくらも上がったという、話よりはなんぼか重要ではないのか。
重要性を国民に気づかせないように、東電をかばう必要が一体どこにあるというのか。東電が説明していることはどこまで真実なのか、私たちはどうやったらわかるというのか。
そしてもののついでに書いておくが、アベシンゾー政権はまだ何もやっていないのにこんな株式市場になってしまって、本当によいのか。