ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

にわかには

 先日久しぶりに友人が主催している出たい人はミニマム払ってオンステージ!という会に遊びに行った。彼はいつ頃からかそのライブハウスのスケジュールが埋まっていない時の救世主になっていて、素人ミュージッシャンを寄せ集めて人前で演奏するチャンスを作って上げている。かつてはその場のつなぎを私がやっていた事がある。しかし、その友人が次から次に予定されていない連中までステージにあげてしまうので、整理しきれなくなっちゃうのがイヤで手を引いた。もうだらだらになってしまうからだ。多くの場合知らない女の子があがってきて打ち込みで歌い出す。
 中には驚くくらいの実力の持ち主がいるのだけれど、ここからメジャーになった人はまだいない。
 その当初から時々ここに来てオリジナルを歌っていたギターの弾き語りの女性がいた。当時彼女がデュオを組んでいた相手の男性は気が弱いのを払拭しようと思いもかけない行動に出るタイプの人で、何度か驚かされた事があって敬遠していたというのが正直なところだった。その女性が三人のバックプレイヤーを従えてあがった。自身のギターもエレアコになっていてきちんと効果を出していた。個性ができていた。私は素人のオリジナルで良いなぁと思う事が少ないけれど、サウンドができあがっていた。
 終わってから、この音はとても良いから、どんどんいろいろなところに出て行ったらよいのに、といったのだけれど、こんなおっさんがいう事にはにわかには信じがたかったようだ。