今日もまた、忘年会だった。ミュージッシャンばっかりが集まる忘年会だった。元プロからこれからその気だぞプロから終生アマチュアでしかあり得ないミュージッシャンまで、ひとりひとりが自分の主張を繰り返したい人々の集まりだった。もうなんでみんなそんなに濃いんだっての。
4時間になんなんとする忘年会だったのだけれど、途中からやけに酔っぱらっていて、前に出てくる奴に絡み続けるおっさんがいて、ウザイなぁと思いながらも、ま、あまり構わずにいた。自分が唄おうとすると「あ、それなら俺も唄いたい！」とか抜かす。こっちだって滅多に唄わせてなんてもらえないんだから、そいつをはねのけて、唄い通す。そうしたら最もこれまでの人生で唄っている歌を間違える。間奏がくせ者なんだ、これは。
二次会に流れて店がもうラストだといっているのに飲み直すが、ここでまであの酔っぱらいがつきまとう。あとで聞いたら私よりも7歳も下だった。あまりにもおっさん過ぎる。人とつきあいたい、だけれど、酔うとそうなっちゃうんで人が寄りつかなくなる、そうなると余計にそれに拍車がかかるという悪循環に陥るタイプの典型。それでも久しぶりに愉しんで良い会で楽だったせいか、結構呑んだ。
結局気がついたらただ単なる酔っぱらいの自分がひとりぽつんといるのだった。
また来年もみんなに遊んで貰いたい、よろしく。
