ほぼ足りてまだ欲 その先

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差別

 今や、ニュージーランドだって、豪州だって、中国、韓国を中心としたアジア人がいなかったら何もできない。政治は関係なく動くというのだろうけれど、冗談じゃない。実際にそうした社会を動かしている人たちのほとんどはアジア人になりつつある。バスの運転手だって、郵便の配達人だって、ビルの清掃人だって、まずはアジア人でその他中南米からの人たちで、成り立っている。
 米国ではこれに加えて中南米から来た人たちがどっといて、もう身動きができないくらいのことになっている。それでも、今でも白人たちはそれは本当に許した訳じゃないと心の中で思っている人間はたくさんいる。それは自然に子どもたちにも影響するのは当然のことで、物の分からない、自分の恥だとか、至らなさを認識なんてしていない程度の年齢の連中は如実に態度に表して差別する。彼らは自分がなにをしているのかわかっていないほどに知識も認識力もないのだからしょうがないという論理にはならない。
 そういう知識がないという人間はだからといって許される訳ではない。許される前にはそれなりの償いをしなくてはならない。
 人間が人間を否定し排斥し、馬鹿にするというのは実は自らの至らなさを露呈しているという訳だけれど、それを知らしめるのは多くの良識ある人々の態度に依っている。その代表はマスコミのはずだ。彼らがそれを表明していかなくては本当に知識のない馬鹿どもの態度は変わらないはずだ。
 日本でもそれを行わなくてはならない。なにをさしているのか、誰もがわかるだろう。