年末までに一度くればというご連絡を戴いて昔いやというほど通った飲み屋に行った。すると先客がひとりいた。昔デパートで働いていた奴でそこから始まって点々と職が変わる度に出世して、今やとうとう某社の社長になった奴だ。元気そうでmfaceの話をしていた。マレーシア系のチャイニーズの人たちって大層機を見るに敏だとは聴いていたけれどあれを主催しながらもう片方ではマルチ的資金調達をやっている集団の話が大層面白かった。彼ももう来年は還暦だそうだ。
そこへ某社のかつての若手ホープだった、ゴルフの天才が義理の姪御さんを連れてやってきた。これまた何年かぶりだった。彼らが河岸を変えていってしまった直後に某社のこれまた社長になった男がやってきて昔話に大層花が咲いた。そこへもう一人某出版系の若手だった男がやってきて、いくつになったの?と聞いたら53歳になったというのでおったまげた。そりゃこっちが爺になるのも仕方がない。あの店も再来年になれば40周年になるんだそうだ。一人残らず「50周年はもうこっちが生き残ってねぇなぁ」てなことをいう。
いくらその店で知り合った連中だとはいえ、一晩にこんなにみんなに会ってしまうと、今後もう逢えなくなるような気になるのは歳をとった証拠だ。
したたかに酩酊。楽しい酒だった。