昨日新宿でスーツ姿の男性が横断狂の橋桁の上から拡声器で集団自衛権に反対する演説をした上、ガソリンを被って火をつけ、駆けつけた消防車が水をかけ、転落。収容されたが重傷だという情報がネットを中心に駆け抜けた。
どうも演説を始めてからお一時間経っていたようで、日テレのクルーは確実にこれを取材していたようで、宮根の番組中に取り上げられたらしいが、「なんでこんな事をするんですかねぇ」ニュアンスだったようだ。
新聞の取り上げ方は殆どが突っ込んだ取材をしているようには思えず、むしろ海外向けに発信している通信社報道の方が踏み込んでいると思われている。
概ね多くの報道は「男性」と表現していているのに対して、日経新聞、読売新聞、日テレは「男」と表現しているところが特徴的だ。つまり、彼らはこの人のことを犯罪容疑者と同様の扱いをしていて、そこにはこの行動に対する意識規定がされていると思って良い。
巷にはこれは自殺報道だから、自主規制をするべきが常なので、その轍を踏んだといういい方をする人もいるし、こういう行動ははた迷惑であって、避難するべき行為だとまでいう人もいる。
しかし、確実に現政権が無闇矢鱈と突き進もうとしている戦争をする日本への復帰政策に命をかけて抗議をするという部分についてまでこれを否定することは許されるべきことではない。
どうやらNHKはこれを報じていないようだ。