昨年8月19日に行った3号機のがれき撤去作業で、がれきの下敷きになっていた放射性の粉（ふん）塵（じん）が飛散。20km以上離れた福島県南相馬市で収穫されたコメからは基準値（1kg当たり100ベクレル）を越える放射性セシウムが検出され、農林水産省が撤去作業による汚染の可能性を指摘していた。東電は１号機のがれき撤去を予定していたが、農水省の要請で作業を中止した。
しかし、規制委が放射性セシウムの実測値を分析した結果、顕著な上昇を示したのは3号機から3km離れた福島県双葉町だけだった。20km以上離れた南相馬市までは届いていないとした。（産経新聞2014年11月26日（水）12:43）
これが正しいのだとしたら、南相馬で観測された汚染はいったい何によるものだと考えれば良いのかという大きな問題になるのだけれど、産経新聞はそこになにも触れていない。
